2012年度 渡部冬馬さん(小6)

そろばんから学んだこと

僕がそろばんを始めたのは、年長の秋だった。きっかけは友達からそろばん塾の話を聞いたことだ。元々数字が好きだった僕は、その話を聞いてすぐに「そろばん教室に入りたい」と思った。

 

最初のころは、順調に昇級し、そろばんをしている時間はとても楽しく感じた。しかし、級や段が上がっていくと、思うような結果が出ず、あまり楽しいと感じない時もあった。でも、結果の出ない時期があったからこそ、今の自分があるのだと僕は思う。常に結果が出ている自分だったら、おそらく僕は「努力」をしていないと思う。僕は失敗から「努力」の必要性を学んだのだ。失敗を繰り返した後の合格は、それまでの合格とは比べ物にならないような喜びがあった。だから、僕は今まで「努力」を続けてくることが出来たのだと思う。

 

そして、僕が「努力」を続けてくることが出来た理由はもう一つある。それは、指導してくださる先生、一緒に練習する塾の友達、そしていつも送り迎えをしてくれる両親、その他たくさんの方々の支えがあったという事だ。

 

僕の今後の目標は、「珠算十段に合格」することだ。これまでにも何度か挑戦したが、合格することが出来ず、結果を聞く度にくやしい思いをしている。でも、「珠算十段に合格したい」という強い気持ちがあれば、日々の努力も苦しくないと思う。

 

僕は四月から中学生になる。そろばんはもちろん、そろばんで学んだことを活かし、勉強や部活動も頑張っていきたいと思っている。