私がそろばんを続けてこれたのは
私は、なぜそろばんを習おうと思ったのかは正直覚えていませんが、今では習い続けてきて良かったと心から思えています。だけど、いつも楽しく続けてこれたわけではありません。
私は小学4年生のときに暗算8段をとることができました。その時は、6段から8段という差で段位が上がることができたことをうれしく思っていましたが、それからが苦しかったです。
8段をとってからの2年間、私は暗算の検定で不合格が続いていきました。
何度挑戦しても駄目、点数があがっていくどころか本当に9段を挑戦しているのかと思ってしまうような点数をとってしまったりと、思うように成長できない自分に何度も腹が立っていました。
また、その時から大会でも納得のいく結果をだせなくなっていき、仲間の足を引っ張ってしまうこともあり、だんだんと大会に出場するのが嫌になっていった時期もありました。
そんな私が、今日までそろばんを続けてこれたのは間違いなく家族や先生、友達の支えがあったからです。
私がどんなに悪い結果をだしてしまっても、母は一度も私を責めることなく「次、頑張 ればいい!」と声をかけてくれました。
また、自分と同じように、または自分以上に頑張っている友達や妹たちも一緒だったからこそ頑張っていくことができました。
たくさんの支えがあったことで、 私は9年間そろばんを続けてこれました。 そのことを忘れず、次は私が誰かを支えられる存在になりたいです。
宇部市立東岐波中学校3年 斉藤志穂